私自身のことですので、
どこまで参考になるかわかりませんが、
中学生の時にのめり込んでいたのは将棋でした。
朝から晩まで将棋中心で、
学校では将棋の問題を書いたノートを横目で見ながら
授業を受けるようなこともありました。
だからプロ棋士というものに
憧れを抱いていたのですが、
中学3年生の夏にはプロの卵である
奨励会員になるための試験を受けることを諦めました。
同じくらいの棋力の友人のほとんどは
奨励会に進んでいたので、
私も受けられるなら受けたかったのですが、
親からの助言がありましたし、
なにより同年代で
実力が抜きんでいるワケではないことを自覚していました。
ひょっとすると、
いま暁将棋部屋という本を出して
将棋に関わっているのも
その時の尾てい骨のようなものが
残っているためなのかもしれません。
しかし、プロへの道が閉ざされると
将棋への興味は急速に薄れてきました。
そして不思議なことに
勉強にも身が入らなくなったのです。
成績を上げるには時間が必要ですが、
クラブや習い事の時間が惜しいと
感じるようであればやめて
勉強時間を確保すれば良いでしょう。
やめた時間の大半を勉強に費やせるのならば、
良い選択になります。
ただし、クラブに入っていて勉強時間が少ないから
勉強する時は集中できているといった
ケースもあるでしょう。
だから、いま勉強時間のことで悩んでいる人は
勉強とほかのことをしている時の
切り替えが出来ているのか、
確認してからどうするか決めましょう。
こうすればうまくいくという
公式はないのですから
自分の性格や志望校などを考えて
悔いのない選択をしてください。