※ご質問いただいたので私自身のことを書いてみます。中学時代を振り返ってみると、私は四六時中将棋のことしか考えていない将棋少年だったのですが、テスト2週間前からは将棋を一切やめて勉強していました。運動もできないし、周りからの人望もなく、せめて勉強だけでもと思っていたこともあったからでしょうか、わりあいスムーズに切り替えられたのです。通っている時間は日によって違いましたが、塾がある日は、家で10分でも30分でも寝て、毎回20、30分は復習してから通うようにしていました。普段は夕方に再放送のアニメやドラマ、遠山の金さんなどの時代劇を見ながら、納豆と牛乳1本は口にしていたのですが、テスト期間中はそれも早めに切り上げて、私の好きだった「この桜吹雪を見忘れたとは言わせねえぜ」といういまは亡き松方弘樹のセリフを見ずにテレビのスイッチを消したこともありました。それは兎も角、塾から帰ってくると、23時近くになっていたので、御飯を食べてお風呂に入って1時間か2時間くらい寝てしまいます。それから1時くらいに起き出して、また3時か4時に寝ていました。 その時の体調で、早く寝て4時くらいには起き出して、7時30分くらいまで勉強していることもありました。定期テスト当日は午前中でテストが終わるので、家に着いたら昼御飯を食べて寝てしまいます。それからまた勉強を2時間~3時間半して、30分から1時間休憩してまた勉強しての繰り返しです。勉強で疲れると、1時間30分から2時間30分は寝てしまってまた勉強していました。私は帰宅部だったこともあり、多少睡眠不足になってもテスト前は短縮授業で、次の日の昼に寝てしまえばいいので、それを活用していました。日曜日は、朝起きて8時か8時30分から12時まで。昼御飯を食べて13時か13時30分から2時間半から3時間、また30分くらい休憩して1時間30分くらい。夜ご飯を食べて、2時間30分から3時間くらいしていました。当時は土曜日は午前中は学校があったので、家に帰ってきてからご飯を食べて、眠たかったら寝て、眠くなければ勉強といったところでした。普段の学校の授業中には、漢字の読み書きや英単語ワークブックやプリントなど配られると、家での課題を少なくするため取りかかっていました。その時にわからない箇所をほぼない状態にしておくことがポイントです。そして、学校のワークブックは先生が「ココはテスト範囲だ」と仰る前に、いま習っている範囲はおおよそ見当がつき宿題になるのですから、簡単な問題は授業中にコソコソッと取りかかっていました。ただ、私は将棋バカだったので、中学3年生の夏に山形県に行ったものの、私が大阪大会で勝った相手が3位になったのに私は全然ダメだったことと、プロの入り口である奨励会試験に受験できなかったことにガックリきて、それからは将棋からも少しずつ遠ざかり、勉強にも身が入らなくなってしまいました。私の場合は、将棋で気分転換することが勉強に良い影響があったようです。暁塾でも実際に勉強で結果が出ている生徒にはガリ勉という人はいません。それよりも、クラブや習い事で熱中するものがあるというケースがほとんどで、勉強時間の長短よりも常に全力投球で時間を無駄にしない姿勢が共通しているようです。次回はテスト前に、勉強スケジュールの立て方を御紹介します。